曲げ加工について
深曲げ加工とは?
板金加工(sheet metal)とは、板材を曲げたり、板材に対して穴をあけたり、切断をしたりと言った加工を行うもので、材質に板材を用いている加工全般を指します。溶接板金加工.comでは、この板金加工と、溶接を組み合わせることで、中厚板の製缶板金加工というものを得意としています。今回、本コンテンツで紹介するのは、板金加工の中でも板材に対する曲げ加工(ベンダー加工)と呼ばれる工程についてで、中でも曲げ位置が板の真ん中あたりを曲げることになる深曲げ加工と呼ばれる技術についてです。
まずは一般的な曲げ加工について、その加工工程について紹介をしていきます。曲げ加工を行う場合には、パンチとダイと呼ばれる2つの金型を使用して加工を行います。この加工方法では、特定の部位に対して金型を上下から押し付けて、その形状に沿うように変形が行われ、加工がなされます。一般的には、パンチを上型、ダイを下型と言います。この加工工程の概略図が以下のようなものとなります。
こちらの図を見てもわかるように、曲げ加工の結果、板材がどのように変形するかはパンチの角度とダイのV溝の角度によって、左右され、その結果曲げ深さというものが決まります。
その為、たとえば下記の写真のような曲げ加工品のなかでも深曲げ加工と呼ばれるように曲げ位置が中心に近いような部品の場合、
両翼の高さがある為に、パンチと板材が接触してしまい加工ができない深曲げ加工品と呼ばれるカテゴリーに分類されます。このような形状の場合には、非常に加工が難しく、必要な設備がない場合には加工が不可能であるとされています。
一方で溶接板金加工.comでは曲げ加工の中でも制御機能が高く、深曲げ加工にも対応可能な設備を導入することで、このような曲げ加工にも対応をしています。
具体的な工程としては、上記の写真の様な工程となっており、6軸のバックストップを利用しつつ曲げ加工を行う事で、深さと底面が1対 1となるような深曲げ加工を行う事に成功しました。
ブラケット品やカバー部品をはじめとする板金加工品の中では、このような深曲げ加工品のニーズが高くなっており、之までは分解して溶接をしていたような深曲げ加工品も最新設備により深曲げ加工が可能となっています。
付加髷を必要とする板金加工品でお困りの方は、溶接板金加工.comにお任せください。