Q&A・技術情報

曲げ加工について

曲げ加工とベンダー機

ブランク加工後に行うのが、この曲げ加工工程となります。

曲げ加工では、ベンダー機(曲げ加工機)を用いて、

鉄板やアルミ・ステンレス板などの材質を型に合わせて特定の形状・角度に変形させます。

対象となるワークの形状により加工機の名称が異なっており、

■ 板材の曲げ加工機 → プレスブレーキ

■ パイプ材の曲げ加工機 → パイプベンダー

となっています。

以下では、当社が扱う板材の曲げ加工について、見ていきましょう。

下記は一般的なベンダー機の原理となります。

こちらのように上下の金型で抑え込むことで変形をさせます。

一枚の板材に異なる角度の加工を行う場合には、金型を取り替えて、加工が行われます。

また、当社の加工機では6軸のバックストップを付けています。

これにより、ワークの突き当てが容易となります。

つまり、一枚の板材に対して多段曲げ加工や複数箇所曲げ加工を行う場合には、位置決めする工程が短縮できるので、

生産性が向上し、コストダウンにつながります。

 

また、金型の固定も油圧クランプを使用することにより、芯出しの作業が不要となり、段取り時間の短縮、多品種変量の曲げ加工に対応できます。

 

当社のトルンプ製のプレスブレーキは従来のプレスブレーキと比べて、大幅な加工時間の短縮と加工ミスと加工前テストがなくなることによる歩留まり率が高くなっております。 これは、当社のプレスブレーキに内蔵された油圧の金型クランプ、6軸のバックストップと角度センサーによるものです。 詳しくは以下のページをご覧ください。 https://yousetsubankinkakou.com/type/bending.php