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【コストダウンのポイント】搬送パレット・フレームの設計変更提案

装置のパレット・フレーム製造におけるコストダウンのポイント!

昨今、マテハン(物流機器)において、自動化・省人化が多くの企業で取り組まれています。今回は、その物流業界において、過去にご提案したパレット・フレームに関するVA・VE提案によるコストダウン事例についてご紹介いたします。

パレット・フレームの製作においては、一般的に角パイプを素材として使用し、必要な追加工をマシニングや、手加工を行うということがほとんどです。

しかし

・大型のパレット・フレームの場合には

①パイプが長尺になり、追加工を行う設備が大型化することで、加工チャージが高くなり、コストアップを招きます。

②そもそも、角パイプの調達を鋼材商社に依頼することでコストアップを招きます。

そこで、当社では下記のようなご提案をすることでコストダウンを実現しています。

搬送パレット・フレームを板金化で、コストダウンを実現!

例えば、t2.3mm~3.2mmの厚みを持つ、角パイプを使用する場合、同等の板材を用意し、板金化の提案を行います。

角パイプと同じ形状となる様、板材を曲げ、重ね合わせる面を全周溶接することで、強度も角パイプに近いものを出すことが可能となります。

では、具体的にどのようなメリットがあるか?というと

メリット①:角パイプと比較して、板材とすることで、材料調達コストを10%削減!

メリット②:横穴加工などの追加工を板材へのレーザー加工時に完了させることができるので、コストを大幅削減!

メリット③:角パイプよりも重量を抑えることができ、軽量化を実現!

となります。

注意点として、過去実績のあるデータでは耐荷重が50~60㎏程度であれば実績がありますが、数十㎏~数百㎏となると耐荷重を保証できない為、試作品のご提供をいたしますので、実測いただくことが良いと言えます。

角パイプの板金化によるコストダウンは今後も様々な用途に広がると期待しています!

これまで自動化設備や、省力化設備というのは、

・危険な作業

・精密な作業

など、リスク回避や、品質の安定の面から、導入されることが多くありました。その一方で、昨今の流れは、人ができること・リスクのないものにおいても自動化を可能な限り実施することで、より能力を活かせる場に人手を避けることができるという考えのもと進んでいます。そのため、先に上げたような人が持てる・移動できるような軽量物~50㎏程度の製品を運ぶためのパレット・フレーム等は流通量が増えることが予想され、この板金化フレーム・板金化パレットによるコストダウンは、市場に大きなコストメリットを提供できる一つの手段であると考えています。

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