製品情報

本製品は、溶接板金加工.comが製造したドアヒンジ部品です。7部品で構成され、回転主軸となるパーツのみSUS304の丸棒を使用しています。

本製品は大きなカバーに対して、回転主軸の両端面プレートを溶接することで、ヒンジとしての機能を持ちます。

加工におけるポイントとしては、
❶プレート面と3つの長穴があいている面との高さ・ピッチに細かい寸法指定がある点
❷回転主軸とプレートの溶接部について強度は持たせながら、歪みを抑えた加工をしている点
➌回転主軸と両端面のプレートをＴＩＧ溶接により仕上げている点
の3つがあげられます。


まず、工程としては、t3.2mmのプレートを3回曲げを行い、t3.2mmのプレート2枚を隙間なく溶接しています。溶接長さがありますが、溶接歪が出ないように加工を行っています。

さらに、曲げ加工を施したプレートと回転主軸を覆うボスを溶接しています。こちらも溶接長さがあるため、溶接歪によりボスの両端部の同軸がずれる可能性があります。入熱量を調整することで歪みを抑えています。

最後に、回転主軸はSUS304を使用しているため、カバーと溶接を行うプレート部との接合はTIG溶接を採用しています。

以上、3つ点を抑えることで、図面指定通りの精度を実現しました。