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燃料タンクユニット等の漏れ確認検査とは

燃料タンクやエアタンク、その周辺の部品は漏れが起きないように設計・製造しなければならないのはもちろんですが、完成品がきちんと気密性が保たれ、実用に耐えるかどうかについて検査をしなければなりません。
気密性検査方法の一つとして水没検査があります。
水没検査とは製品を水槽に沈め、製品内部に空気を送り、その気泡から気密性を確認する検査のことです。
もし、意図しない箇所から気泡が漏れていたならば、その部分には破れがあり、液漏れの危険があります。
また、タンクユニットは内部からの圧力がかかるため、その圧力に耐えられるかどうかについても検査の必要があります。具体的には、送り込むエアの圧力を操作することによって耐圧性能を検査します。
また、検査時間も検査には必要な項目です。
ほんの少しの検査時間では、その製品が本当に液漏れの危険がないのかどうかはわかりません。より時間をかけて検査をしたほうが信頼性が高くなります。数分~十分程度の検査時間は必要になります。