Q&A・技術情報

溶接工程について

完品溶接とは?

完品溶接とは?高精度な溶接組立品を実現する加工技術

溶接板金加工.comでは、各種板金加工品・製缶加工品の製作を行っています。

特に、溶接を伴う加工品を得意としており、これまでに多数の製作実績と共に高い評価を得てきました。

なぜ、当社の加工品の評価が高いのかというと、複雑な構造を持つ板金加工品でありがちな

高い精度が求められる幾何公差に対して、問題なく応えている点にあります。

一般的には、溶接加工を伴う製品の場合には、溶接加工で加工を行った後に機械加工により精度だしを行っています。

一方で、ネックとしては溶接構造品のサイズが大きくなると、加工をどのように実現しているのかというと溶接前に機械加工を行い、

ある程度のユニット構造とした後に溶接を行います。

これにより、溶接技術が必要となるので精度だしが難しいと言えますが、当社の技術力であれば可能となります。その結果、大型の加工機を保有しなくとも、2m近い溶接構造品の複雑形状の加工も可能となっています。

サイズ・精度等で溶接構造品の加工でお困りの方は、溶接板金加工.comまでお問い合わせください。

完品溶接で実現する製缶板金加工品 10選!

完品溶接技術を活用して、高精度な製缶板金加工品を数多く手がけてきました。事例をいくつかピックアップしご紹介いたします。詳しくは下記をご覧ください。

 

1.物流搬送装置用小型フレーム

物流搬送装置用小型フレームの製作実績でございます。サイズは1100×720×260㎜となっています。角パイプとプレートを曲げたものの構成品となっており、柱の部分に穴を開けて、その部分にローラーが取付けられます。フォークが取りつく部分(角パイプの上面部分)を基準としてそれぞれ寸法を取っており、板金で対応することは非常に困難となっています。本製品を製作する上でのポイントしては2点ございます。

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2.特殊車両の機器の取り付け用ブラケット

溶接板金加工.comが加工した、特殊車両の機器の取り付け用ブラケットです。本製品では、加工におけるポイントが、複数箇所あり、加工精度を出すための様々な取り組みを行っています。

1つ目は、鋭角曲げを行っている点でt6.0の鋭角曲げを行っている点です。曲げRとV幅のバランスが重要となっており、曲げの立ち上がりが短くなると曲がらなくなる為、注意が必要です。

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3.搬送装置の取り出しフレーム

大型建築部材の製造工場で用いる自動搬送機のフレームとなる部品です。当社では、図面支給をいただき、製造を行いました。本製品は新規品の為、先方支給の図面通りに加工を行いました。

本製品の特長として、細かい精度要求が入っている点が挙げられ、サイズ□1,000mm超となる中で、穴ピッチに対して±0.1mmの精度要求が入っていました。±0.1mm精度となると、門型マシニングセンタでの加工要件となります為、このまま加工を行うこと、コストアップを招きます。

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