製品情報

本事例は、溶接板金加工.comが加工を行った建設機械のアタッチメントのブラケット部品です。

加工におけるポイントとしてはメインプレートが長方形ではなく、異形に切り抜かれた形状で、曲げの基準面が出しにくいにもかかわらず、大きなR曲げ指定がある難しい案件でした。
さらに、このメインプレート部に対して７点ほどの部品を溶接し、取付穴の寸法公差が±0.5mmという指示もありました。

加工を行う上で当社ならではの加工ノウハウとして、以下の2点があります。

1つ目は、メインプレートの曲げ工程です。曲げの基準面と曲げ位置は平行であるものの、プレートの形状が異形であることからそのまま曲げを行うと高さ・角度の点で精度を満足することができません。そこで、6軸のバックストップを活かし、曲げ高さ・角度を調整し、あえてずらして加工することで、図面指定を満たす精度の高い曲げ加工を実現しています。

2つ目はメインプレートへの部品の溶接です。部品同士の位置精度に±0.5mmの指定があるため、高い精度の溶接が求められます。さらに曲げRが13と大きく、今回部品を溶接する工程において曲げのＲが緩むことが懸念されます。溶接工程における施工順はもちろん、曲げ段階で十分な精度を出すことで、溶接による歪みの影響を限りなく抑え、精度の高いユニット品の製作を実現しました。

溶接板金加工.comではこのような板金加工品を得意としています。お困りの案件がありましたら、当社にお問い合わせください。