製品情報

溶接板金加工.comで加工を行った建設機械用ブラケットです。プレートへのマシニング加工の指示箇所が複数あり、溶接で組み上げた後に加工となると工具と部品が干渉する可能性があったため、工程設計に苦労した製品です。

タップが6か所開いているプレートの溶接・マシニング加工を最終工程としています。

具体的な加工工程としては、まず角パイプ・丸プレートを溶接した長方形のプレート・側面のリブを仮付けし、溶接を行いました。その後、丸プレートの内径穴にはH公差の穴加工を行い、丸プレートの上面には面出し加工を行い、さらにプレートの下面にも面出し加工を切削にて行いました。

その後、四角のプレートを長方形プレートの反対面に溶接で取り付け、マシニングでの面出し加工とタップ加工を6か所を施しました。

また溶接箇所については、強度が求められていたため、十分な溶け込み量の確保が必要で全周溶接により仕上げており、加工時間を要する製品でした。（※溶接歪みの発生もありますが、機械加工での仕上げにより精度確保を行っています。）