製品情報

この加工品は、特殊車両のフレームとなる製品です。加工におけるポイントは、フレーム全体に強度が求められていることから、溶接の脚長を長くしており、8mmの脚長で連続溶接を行っている点が挙げられます。

本製品で使用している板厚9㎜であるため、脚長8mmで連続溶接をすると、製品全体で1㎜強の溶接による縮みが発生してしまいます。この縮みは溶接の順番や、向きによって変わってしますため、等方向での歪みではありません。

その為、加工を行う場合には、溶接による縮み量を考慮し、板取りを行うことさらに、入熱量が多くなることから歪みによる影響を考慮した溶接順序を充分に検討して行う必要があります。

一見、単純なフレーム品に見えますが、脚長の長い連続溶接が求められていることから、溶接の難易度は非常に高くなっています。
このように、溶接歪みを考慮した加工が必要となる案件でお困りの製品がありましたら、当社にお問い合わせください。

高い溶接技術を基に、お客様の課題解決のご提案をいたします！